永~~いお付き合いを

50代からのリフォームで女子力アップ工務店のみどりんです。

西宮ガーデンズの西のお向かいに、
お店が入るマンションができるみたいです。
何か工事を始めてるなと、思ってました。
建物建てるといったら、商業施設かマンションばっかり。
ガッカリです。

介護保険で、手摺の取り付けをしました。
明るいご婦人の方です。
ご主人に先立たれて、お一人暮らしです。
週に2回、ヘルパーさんが、来られるようです。
少し足が悪いのですが、シャキシャキされてます。
お歳は91歳。
「おはようございます。手摺の取り付けに参りました」
「は~い。入ってちょうだい。
 足が悪いから出ていかないけど、勝手に入って」
「はい。おじゃまします」

職人は手摺の取り付けです。
私は、手摺の位置と高さと長さを伝えると、
あとは、作業が終わるまで、お客様と雑談です。
「もうこの歳になると、友達もみんな逝ってしもてぇね。
 それ見てるとね。
 絶対に何があっても、生きてる限り、
 子どもに引き取られたら、あきませんわ。
 子どもの所に行く、っていうたら、もう最後ですわな。
 わたしゃ、絶対にここで暮らしますねん」

手摺が取り付くと、保険申請のための写真を撮ります。
そして、
「確認してくださいね」と、お客様に声を掛けます。
「はいはい。これね。
 これが無いと、こけたら大変やからね。
 どうもどうも。
 こけたら、もう寝た切りになりまっしゃろ。安心ですわ。」
手摺ポンポンと叩いて、にっこりされました。
末永く、この手摺がご婦人のお役に立てますように。
こんな時、いい仕事だなぁと思います。