耐震補強の詐欺

50代からのリフォームで女子力アップ工務店のみどりんです。

お部屋のリフォームをするのに、
天井や壁や床を取って、リフォームをすることがあります。
間仕切の変更をする時とか、
耐震補強をする時とか、
断熱改修をする時とか…
そこまで取って、
リフォームの工事をするお客様は、
みんな家に対してとっても意識の高い方々です。
だから、
阪神大震災の後、
「地震に強くなるので耐震補強をしませんか?」
という一方的な訪問のお話で、
補強をしてもらったりしています。
屋根裏や床下に潜って、
2~3日かけて作業してもらうみたいで、
200万円とか300万円という
高額な費用を掛けておられます。
お客様は、
「耐震補強はもうできているから」っと、
安心して住まわれてますが…。
天井や床を剥がした時に、
その時の補強が現れてきます。
ほぼ100%意味のない金物が
無数にあちこち取り付いてます。
残念です。
別に建物を弱くしてるものでもないので、
そのままにしてます。
お客様には、
「全部無駄です」って、流石に言えません。
工事中に、
必要なところがあれば、こっそり補強してあげます。

地震があってから、
もう26年以上も経ってるので、
今ごろは、そんな詐欺はあんまりないと思います。
だけど、
「うちは補強してるから安心」と
知らずにお住まいの方が、
どこかにいらっしゃるんじゃないかなぁ…。
なんか心配になります。