50代からのリフォームで女子力アップ工務店のみどりんです。
横綱白鵬さんが引退。
お相撲が詳しくない私でも、
顔も名前も知ってます。
でも、だんだんと、名前と顔が一致しなくなってきて…。
また相撲ブームは来るのかなぁ?
相撲と言えば、和。
お家で和と言えば畳です。
「うちのネコちゃんが、
畳をガリガリするので、強い畳にしてください」
「お習字教室をしてるんだけど、
子どもたちがズリズリと畳を傷めるのよ」
という、ご相談を受けます。
今の住宅は、
畳のある家がだんだんと少なくなってます。
畳の部屋を
わざわざ板の間にリフォームしちゃったりしてます。
身体が悪くなって車椅子の生活になったから、とか、
膝が悪くて座れなくなったから、とか、
身体的な理由で板の間にされる高齢者は、
どうしても必要な事だけど…。
なぜか、
不潔だからという理由で板の間になっちゃう。
でも、
板の間に、カーペット(言い方が古いか…)、
ラグなんか敷くと、
そこにダニや埃は付きます。
最近の畳は、
表面がい草なだけで、
中身を藁で作らなくなってます。
じゃあ中身は?
板と
スタイロフォームという発泡スチロールを硬く固めたものです。
だから、虫はほぼいません。
(い草は天然の物だから、虫は皆無ではありません)
で、
時を戻そう。
ネコちゃんや子どもたちにも強い畳とは?
それは、和紙の畳!
目がしっかり詰まっていて、い草よりも強いです。
そして、草じゃないから清潔。
おまけに、
和紙なので、いろんな色の畳があります。
も一つ、日焼けで色が変わらない。
じゃあ、
い草と比べて、劣る所は…
新しい畳の香りがしないことと、
新しい時のグリーンから、
だんだんと日に焼けて黄色くなっていく様がないこと。
ラグがなくても、
地べたリアンができるし、
横になれるし、
こけて頭打っても板よりも柔らかい。
昭和の時代は、サザエさんじゃないけど、
一つの6帖間が、
卓袱台を置いてダイニングになり、
台を置いて書斎になり、
おもちゃを出して子ども部屋になり、
布団を敷いて寝室になってた。
それが畳の部屋。
先人の知恵の畳の部屋、守っていきたいです。