おうちの年齢に寄り添う

「おうちの一生とお付き合いします」みどり建築のみどりんです。

本日、TADA Barに行ってきました。
あかんと思ってても、楽しければ終電まで居座っちゃう。
世代を超えて、いろんな人達と会話できました。
その中で、
「年齢に逆らうんじゃなくて、
 年齢に寄り添いながら、その年代を輝かしく生きる」
という話がありました。

年齢に逆らうと、ハタから見てて痛々しいですよね。
素敵に年齢を重ねて、行きたいもんです。
おうちでも、同じだなぁと思います。

70代後半のおばあちゃまのおうち。
昔ながらの、湯舟を入れて、周りにタイルを貼ってる
お風呂です。
洗い場の排水の所が陥没してました。

もし、将来的にも、ずっと永く安心して使うのなら、
ユニットバスに取り替えが、良いと思います。
でもね、100万円コースですよ。
お子様もおられない様子です。
そこまで、きっちりしなくても、
何とか、壊れた所だけ直せないのって思いませんか?
私は思います。

「お風呂全部を新しくするのが、一番良いですが、
 壊れた部分だけでも、直せますよ。
 どうされますか?」
そんな風におばあちゃまの思いを確認してみると、
「できるだけ、簡単にして欲しいです。
 もう古いし、私ひとりなんでねぇ」
と言うお返事。

ここで、ユニットバスしか選択肢を与えないのは、
問題だと思うんです。
おうちの寿命も考えてみると、
傷んだ部分だけの修理が、妥当なんじゃないかな。
それでも、ユニットバスが希望だったら、
念押ししてから、ユニットバスにしますけど。
(もっと大切にお金を使って欲しいなぁと感じながら・・・)

状況や立場で、
一番良い方法を、おすすめできることが、
住まわれる人に、寄り添うっていうことだと、
思っています。
おうちの年齢に寄り添うっていうことにも、
繋がっているんじゃないかな。