工務店の役割って?

「おうちの一生とお付き合いします」みどり建築のみどりんです。

一人暮らしのお母さんがいてるお友達。
私のお友達だから、お母さんは80代のご高齢。
元気に一人暮らしを謳歌してる気持ちのお母さん。
でも、お友達が見ると、危なっかしくって
気が気じゃない!

コンビニ弁当や、出来合いのお惣菜が嫌で、
毎日、自炊でお料理を楽しんでおられるそうですが~~。
鍋をかけてるのは、
昔ながらの、ガスコンロ。
横で見てると、袖に引火しそうで、
ハラハラする。
やっぱり、炎の出るものは危険。
このままでは、いつ焼け死ぬか、
気になって寝られない。
せめても、IHコンロに取り替えてもらおう!

という相談を受けました。
「ただね。「そんな難しいもん、よう使わん」
って言われてしもて、母は取り替えに猛反対やねん」
まずは、お母さんの説得からやね。
取り替えて、難しくて嫌になって、使えなくて、
料理が出来んようになったら、あかんし、
かといって、
そのまま、ガスコンロで、火災が起きても、あかんし。
難しいとこです。

「ところで、分電盤の空き回路はある?」
って尋ねると、
「何それ?コンセントはあるよ」
みなさん、気を付けてくださいね。
IHのような電気の容量が大きな器具には、
分電盤(ブレーカーともいいます)の、
回路の一つ分を、使います。
全部の回路を、どこかで使っていたら、
分電盤の改修工事から、やらなくちゃいけません。

ただ、ガスコンロをIHコンロに替えるだけなのに、
品物だけの問題じゃないのよ。
ガス管の閉鎖なんかも、あるし、
いろんな工事が絡んできます。
だから、私みたいな工務店が、
そんなことを、取り仕切ってまとめます。
がんばってますよ。