旗竿敷地って、将来困るかも・・・

「おうちの一生とお付き合いします」みどり建築のみどりんです。

先日から、相次いで出会ったお客様のお悩み。
贅沢な悩みだと思うんだけど、
大きなおうちに住まれてる方は、
気を付けて、くださいね~。
軒先貸して母屋取られる・・・的です。

広~~~~い敷地の奥に大きなおうち。
でも、そこは道路から奥まってました。
道路から見ると
出入りできる通路だけがあります。

「おじいちゃんがね~。
 前の敷地を、昔、売っちゃったんですよ。
 将来、これじゃ、売れないですよね~」
俗にいう「旗竿敷地」です。
普通なら、2~3軒は建てられる、
広~~~い敷地なのに、
3mくらいの幅の通路しか、道路に面してないので、
1軒しか建てられない。
「せめて、通路が4mあったらね~」
(おうちの敷地は、道路に2m以上接してないとダメという
 法律があります。集合住宅は、4m以上なんです)

蛇口の水漏れでお伺いしたおうち。
世間話になって、ボソッと話して頂きました。
築60年以上の古いおうちです。
きっと、おじいちゃん、
将来この土地家屋を、売られてしまう、
なんて、考えてもいなかったのかな。
代々、ずっと受け継がれていくもんだ、
と思ってたのかな?

それにしても、
どうして、四角のままで置いてくれなかったのか・・・
どうしても、切り売りしなきゃいけない事情でも、
あったのか・・・
今となっては、
旗竿敷地と言う事実が残ってるだけで、
何もわかりません。

パターンはちょっと違うけど、
同じような境遇のお客様に遭遇してるので、
みすみす敷地の価値を下げてしまってる所って
結構、多いんじゃないかと思って、
書いてみました。

広い敷地をお持ちの方は、
あまり、敷地を切り売りしないように、
ご注意ください。
旗竿になっちゃうと、
将来、大変なことになるかも、です。
売ってしまうと、
買い戻すのは、大変だもんね。

簡単に落書きしました↓