介護保険のジレンマ

「おうちの一生とお付き合いします」みどり建築のみどりんです。

お客様のご相談のために、
お宅にお邪魔してきました。
お母様が骨折して、入院中だそうです。
「帰って来ても、このままでは住み辛いので、
 住みやすいように、居ない間に、
 入院中に工事できますか?」
という相談でした。
ピンピン、シャンシャンの
お元気なお母様なので、
元気になって、帰ってこられると思うんですが

もし、介護保険を使って、
おうちの危ない所を安全に使えるようにするには、
原則は、居住中じゃないとダメなんですよぉ。
なんでやねん!って思うよね~~。
今までよりも、不自由になって帰って来るのに、
そんな状態で、工事中なんて、
ますます、住みにくいやんかぁ!
ほんと、私も介護保険には物申したい気分です。

ただ、
絶対に退院できます、とか、
退院日がはっきり決まったりすると、
特別に、工事を認めてくれるようです。

だけど、
ご高齢になると、個人差があっても
回復が遅かったり、
リハビリが、長引いてしまったり、
なかなか、退院日ってすぐに決まらない。
合わせて、他の病気が出てくることもあるし。
上手く回復できなかったら、
自宅に帰れなくて、
施設に入ることになるかもしれない。

もし、おうちに帰れなくなってしまったら、
おうちを安全のためにリフォームしても、
無駄になっちゃう。
そんな無駄には、補助金は出せません、
なのです。
税金だもんね~。大切に使ってもらわないとね~。
という観点から考えると、
入院中は、退院が決まってないとダメだよね、
って事になる。

でも、お風呂の改修とかを
するんだったら、
お風呂入れない日が、続くし、
入院してる間に、工事をしてしまいたい!
退院してくお母様も、
そのほうが、直ぐに使えて幸せだし、
工事する方も、手際よく進められます。

ほんと、
何とかならないかなぁ~~。
介護保険の保険って、あったらいいのに!
退院できなかったら、保険で支払ってもらえる、
っていう保険。
そのために、保険金掛けなあかんよなぁ~~。
両立は、結構、むずかしい・・・