外壁を這う植物に注意

50代からのリフォームで女子力アップ工務店のみどりんです。

将棋の藤井総太くん。
応援してたけど、負けてしまいましたね。
羽生さんにも、勝ってもらいたかったので、まっいいか。

「部屋の壁にシミができてます。雨が降ったら濡れてるみたい。」
お客様の連絡で見に行ってきました。
そのお家には、
ノウゼンカズラが屋根まで伸びて、
綺麗にオレンジの花を咲かせています。
もう、
茎というより幹になっていて、
ベッタリ壁に食い込んで、ビクともしません。
壁のてっぺんまで伸びて、
雨樋を伝って、横に広がっています。
雨樋は、詰まって機能してません。
雨漏りの原因は、ノウゼンカズラでした。

ここまで大きくなったら、
植木屋さんに、根っこから取ってもらわないと無理です。
壁から引きはがし、地面を掘って根を取ります。
が~~~
掘っても掘っても、根は続いています。
できる限り除去しましたが、完全には取れませんでした。
壁に貼りついた根は、防水層を破って奥まで行ってます。

壁は防水層からやり直し、
モルタルを塗って、塗装をし、元に戻しました。
綺麗に咲いてたノウゼンカズラは無くなり、
ちょっと殺風景な普通の家に戻りました。
壁のシミがあったクロスを張り替えて、出来上がりです。
雨漏りも、無事直りました。

気を抜くと、未だに残った根っこから、伸びてくるみたいです。
放っておくと、すぐに壁に這い出すらしい。
恐るべき生命力。

甲子園球場のツタとか、
壁面緑化で断熱効果を図る建物とか、
見た目も涼し気で、気持ちも安らぎます。
でも、
建物の外壁を這わすと、建物を傷めて雨漏りの原因になります。
意図的な壁面緑化は、
這わす用の壁を作ってます。
普通のお家には、お家のためにも要注意です。