どりん星の女子力を以っても、台風21号には敵いませんでした。
お客様に安心して頂けるよう、今回は以前のオヤジ化で勝負です。
この夏は、関西地方、地震で揺さぶられ、大雨でずぶ濡れにされ、台風で吹き飛ばされました。
今、屋根屋さんや板金屋さんが、大忙しで日夜頑張ってくれていますが、被災者が増える一方で工事が全然全く追いついていません。
最新の台風で被災した屋根は、まだまだ見に来てくれる時間さえ、作ってもらえません。
特に3階建てのお家は、ふつうの梯子では届かないので、誰も登れません。
屋根屋さんでさえ、二人掛かりでないと無理です。
余計に後回しになってしまいます。
瓦がずれたままのお客様は、雨のたびに不安を抱えています。
早く応急処置でもして欲しいと切に願っておられます。
何とかしたい。どうしようか必死で考えました。
屋根屋さん・板金屋さんの他に屋根に登って作業できる人って???
閃いた!塗装屋さん!!
屋根の塗装をしてるじゃないですか!
そこで、塗装屋さんにブルーシートと土嚢袋を屋根に掛けてもらうお願いをしてみました。
ちょっと渋々快諾してくれました。
でも、ブルーシートと土嚢袋は、1か月くらいで穴が開いてきます。
老朽化したら2次被害を起こすかもしれません。
屋根屋さんは200件待ち。
1か月以内に修理に来れる訳がない。
そこで塗装屋さんは考え付いてくれました。
被害部分だけビニールを被せてテープで張り付ける。
手間は掛かるけど、万が一飛んで行っても、回りに被害は与えません。
先日、やっとこさ晴れた日に、決行してくれました。
瓦の屋根は濡れるとよく滑るし、乾いたと思っても土が水を吸って、登ると水が出てくるので、ほんとにやっとこさでした。
これで一安心。
お隣さんも、そのお隣さんも、「うちもついでに~」というリクエストにお答えして、身軽な塗装屋職人さんは、みごとに屋根渡りしてくれました。
私は…。
下から、ああせえ!こうせえ!と煩くしていただけでした。
職人さんに感謝感謝です。ありがとうございました。