床がフワフワするのは…

50代からのリフォームで女子力アップ工務店のみどりんです。

「床がフワフワしてきました」
そんな電話をお客様から頂きました。
築40年くらいの家です。
お伺いして、様子を見ると、
階段の降りた所のフローリングや、
出入りの前のフローリングが、
特にフワフワします。
「家が壊れてきたんじゃないの?」
お客様は、すごく慌てておられます。
昭和の時代の床は、
根太という下地の角材の上に
直接フローリングを張っています。
フローリングっていうものは、
2mmくらいの薄いベニヤ板を
5~6枚ノリで張り合わせて作っています。
そして、
床下は土のままです。
床下の湿気が影響して、
だんだんと、
ノリで張り合わせたフローリングのノリが
バカになってきて、
薄いベニヤ板がバラバラになってきます。
そうなると、
フローリングのベニヤ板が、
お互いい協力し合えなくなって、
ふわふわし始めます。
フローリングが悪くなってるだけで、
その他の下地材は、ほぼ大丈夫です。
床は抜けるかもしれないけど
家は、潰れません。
やっぱり、
階段の下とか出入口の前は、
他と比べても、体重が掛かるところなので、
早くに傷んできます。
フローリングを張り替えたら直ります。
ただ、昭和の家よりちょっと若い
阪神大震災以降の家は、
床下も土間になって、
フローリングも
ベニヤ板の下貼りをしてから張るようになったので、
長持ちします。
ちょっと知っておくと、慌てなくてもよくなります。