「おうちの一生とお付き合いします」みどり建築のみどりんです。
最近の新しく建つ家。
黒くて、窓が小さいと思いませんか?
何でだろう?
見るからに陰気なんだけど。
独断と偏見で、考察してみました。
最近は、省エネやらCO2削減やらで
政府が断熱に対して、補助金を出したりして、
すっごく断熱を推奨してます。
住宅メーカーのCMでも言ってますが、
窓は、温度が逃げて行きやすい所です。
いくら断熱性能の良いガラスでも、
壁の断熱性に比べたら、
ずっと劣ってしまう。
それから、考えると、
窓は小さければ小さいほど良いってこと。
空気の入れ換えは、
窓を開けるより、換気扇ですればいい。
できるだけ、気持ち良い温度の空気が、
外に出て行かないためには、窓は不要。
ということで、
窓がどんどん小さくなっていくのかなぁ。
黒い壁は・・・
熱を吸収するから、
冬は、それで暖かさが増すんだろうか?
でも、夏はメチャ暑なりそう~。
そうじゃなかったら、
景気が悪い時は、気分も暗くなって、
心理的に黒を好むようになる、のかな?
そういえば、地震の跡で建った家は、
黒い家が多かったな。
そんなに、長続きはしなかったけど。
黒いのが、オシャレだと思えるのかなぁ??
でも、
一軒だけが黒いのは、まだいいけど、
開発してできた分譲地は
黒い家の集団になってて、気分が下がります。
時間が経つと、色褪せてくるし、
塗り替えの時に濃い色は、高くつくし
黒い壁の意味は良くわかりません。
日本の家は、
昔から、できるだけ自然と調和するように、
必要最低限の遮りで、
ただ、雨風を防ぐ目的のために、
作られてきました。
ヨーロッパの家は、
敵から身を守るための擁壁で、
空気の流れのために必要最小限に穴を開けたのが窓。
窓の成り立ちは全然違います。
今の家は、ヨーロッパ風の考え方。
機械で空気を入れ替えて、
ちゃんと計算してるから、窓を開けるなと言います。
ホントにそれで良いのかなぁ、と疑問に思います。
昔とは、夏の暑さが比べ物にならないくらいに
暑くなっているけど、
良いお天気の気候の良い日には、
大きな窓を全開にして、
風をいっぱい取り入れたいと、
日本人の血が、求めるんです。