災害の後の商売って?

50代からのリフォームで女子力アップのみどりんです。

吉村知事が、イソジンのうがい薬(ポビドンヨード)が
口の中のコロナウィルスを殺すって発表した途端、
世の中の薬局からイソジンのうがい薬が消えました。
そして、高額にネットに出回っています。
なんかイヤです。

2年前の、大阪北部地震。
高槻や枚方のほうでも、建物の被害がありました。
そっちの方面には、あまりお客様がいませんが、
大切なお客様の親戚だったり、ご実家だったりがあります。
地元の建築やさんは忙しすぎるのでしょう。
そんなお客様から、うちに依頼が回ってきます。

その中で、屋根瓦が、ズレ落ちて雨漏りするお家がありました。
瓦屋さんに連絡をして、社長に見てもらいました。
ついでに応急処置もしてもらって、

「どうですか?」
「工事は3日くらいで終わるけど、
今300軒以上の家に待ってもらってます。
工事に掛かれるのは、3か月以上先になりますね。」
「そんなに待たなあかんの?」
「今、一見さんの工務店は全部断っているんですよ。
それでもこの数です」

お客様は不服でしたが、ほとんどの家がこうなっちゃってるんです。
仕方がありません。
「でも、みんな始めてるのに・・・」
見ると、お向かいさんの家には、足場が組まれています。

それから、2か月後。
瓦の工事の順番が回ってきました。
まだ、お向かいさんには、足場が組まれています。
何も変化がありません。
お客様に覗うと、
毎日、夕方に一人だけ職人さんらしき人がチラッと来て、
30分程度居て帰って行くようです。
こちらの工事は、足場を組むこと無く、屋根屋さんが梯子でスルスルっと登って、3日で瓦を積替えました。

それから1か月後。
お客様の工事後の様子を見に行ってみると、
なんと、まだ、お向かいの家に足場があります。
今度は、職人さんが3人くらい入って工事をしていました。

ウワサによると、
たくさんの工事を一気に受注して、
工事を着手したふりをして、
延々と工期を延ばして破格に費用を請求する商法。
工事を着手されたら断ることもできず、
完璧にカモになってしまう。
災害時に困ってる人がたくさんいる時だけ、できる方法です。
「うちはすぐできます」って言うらしい。
人の弱みに付け込む。
こんな時だからこそ、優しく思いやりを持たなあかんのに!
こんなやり方、ほんとに許されない。腹が立ちます。

でも、
商売は需要があるから、供給が成り立つ。
物が少ないと高くなって、多くなると値崩れを起こす。
商いとは、そういうものよ!?

それはそうだけど、
野菜と工事を一緒くたに、して欲しくない。
工事の量で、単価を変えたくないし、そんな仕事をしたくない。

必要な費用をいただいて、
お客様に幸せを届けるのが私の仕事。
良かったねと、笑顔が交わせるから、ずっと関係が続いていく。
そんなこと言ってるから、利益が上がらないのよね。
良いのか悪いのか…
でも、幸せです💛