怪しくなくても危険です


50代からのリフォームで女子力アップ工務店のみどりんです。

やっと巨人に勝てました。
やっぱり気分がいいですね。
でも、11点も入れなくてもいいのにね。
調子いいと思っても、期待したら騙されるから・・・

お客様の体験談です。
ピンポ~~ン、
インタホンが鳴って出てみると、若いイケメンの男子。
「すぐそこの工事をしてるマンションで、汚水が上水道の中に混じる事故がありまして。
 僕、水道局に依頼を受けて、水質検査に参りました。
 ちょっとお邪魔してもよろしかったでしょうか?」
「あら、まぁ。そんなことがあったの。どうぞ、お入りください。」
「キッチンはどちらですか?」
案内すると、
テーブルの上に検査キットのようなものを置いて、
水質検査なるものを始めたそうです。
キッチンの蛇口から入れた、コップの水がピンク色になって、
「ああ…。やっぱりか。お宅のお水も汚染されてしまったようですね。
 浄水器を取り付けないといけません。」
「浄水器ですか?」
「そうです。
 水道局の依頼で、汚染されたお宅には、浄水器を取り付けるように言われてます。」
「はぁ。そうなの?」
「今だったら、98万円ですぐに取付できます。」
「高すぎるわ」
「う~ん。じゃあ、奥様いい人そうだから、
 なんとか僕が上司に頼んで、安くできるか聞いてきます。
 ちょっと待っててくださいね。」
玄関ドアが開く音がして、出て行ったと思ったら、
すぐに、
「こんにちは。失礼します」
戻ってきたと思ったら、中年の厳つい男が立っています。
「奥さん、安くしとくよ。
 80万円でどうかな。これ、契約書。
 印鑑押して。押すまで帰らんぞ!」

とにかく怖かったそうです。
どうしていいか分からず、固まっていたら、
電話が鳴りました。
出ると、偶然に息子からです。
「今ね、浄水器買えって、契約書にハンコ押すまで帰らないって、言われてんねん」
「おかん。その人とちょっと電話変わって」
何を話したのか、
男は、電話を切って黙って帰って行ったらしい。
それから、しばらくして警察がきました。息子が呼んだようです。

お客様は翌日に、
うちに電話をくださいました。
「浄水器って付けたほうが、安心なのかしら?」
「そうですねぇ。
 マンションなんかで、一度タンクに貯めて、供給されてるのだったら、
 取付した方が良いですが、
 一戸建ては、水道管から直接入って来るから、心配ないと思いますよ。
 返って、カートリッジ取り替え忘れて使ってる方が、体に悪いです。」
「ありがとう。実はね…」
で、話してくれた詐欺未遂。

水道局や役所や、公的機関から、わざわざ訪問にくる事は、ありません。
呼んでも、なかなか来てくれないのが現実です。
いくらイケメンでも、肩書が信用できそうでも、
家には入れないのが、身を守る手段です。
物騒な世の中ですね。