耐震補強の補助金

50代からのリフォームで女子力アップ工務店のみどりんです。

井上尚弥選手!かっこいい!!
4月の試合が中止になってから、
ずっと待ってました。
なぜか正座して見てます。
やっぱり勝ったぜ。
終わってシュッとしてるところがまた素敵です。

今年は、
スタートが遅かったのか、コロナの自粛の影響だったのか、
簡易耐震診断の依頼が少ないです。
もう11月なのに2件目。
やっぱり、
バリアフリー住宅改造の補助金をいただくための耐震診断でした。
昭和56年5月以前に建った家に住んでる方で、
地震で自分の家が潰れるかどうか、
関心がある人が、ほとんどいなくなったんだなと、実感してます。
阪神淡路大震災から25年。
当時は、
地震で家の下敷きになって、多くの方々が亡くなりました。
安全安心なはずの家の中に居てて、
その家の下敷きになって死ぬことは
絶対に阻止しないといけない。
そんな思いで、
「木造住宅の耐震診断と耐震補強を考える会」で
ずっと勉強してきました。
だけど、
補助金がもらえるのは、昭和56年以前の家。
住んでる人は、今は、ほとんどが70歳以上の高齢者。
「今度地震が来たら、もう私家といっしょに心中するわ」
「一生で2回も、もうあんな大きい地震には合わへんわ」
「あの地震で持ってんから、今度も持つやろ」
「もうあと10年も住まへんから、このままでいいねん」
「家よりも先に私が死ぬわ」
聞いて戻って来る返事は、こんな言葉。
ここ最近は、
事務所の周りの昭和40年代に建った家が、
相次いで解体されています。
手摺をつけさせて頂いた家も、更地になってしまいました。
補助金が出ても、
耐震改修にお金を掛ける人は、もういないのかもしれません。
補助金制度を見直した方がいいと思います。
私は、
平成12年以前の家に拡張することを提案します。
この声、届くかな。