50代からのリフォームで女子力アップ工務店のみどりんです。
安倍さん、ちょっと元気がないようですね。お身体大切にしてください。そろそろ、首相の座を誰かにお譲りすることも、考えておられるかもしれません。しらんけど。
70代後半の奥様から、連絡がありました。
「リビングの床がフワフワしてるので、見てください」
見に行くと、
リビングの通路になってるところだけ、フワフワしてます。
「もうね…。この年だから、
ソファーセット退けたり、
ピアノや家具屋やらを退けること考えると、しんどくって。
フワフワしてるところだけ、何とかできませんか?」
約40年前の家は、
骨組み(根太といいます)の上に
直接フローリングを張っていました。
フローリングというのは、
1~2mmくらいの薄い板を何層にも重なねて、
ノリでくっつけています。
そして、床下は、地面です。
地球の湿気が上がってきます。
すると、
長年かけて、フローリングのノリが弱ってきて、
板がバラバラになってきます。
そうなると、板が協力して頑張れないのでフワフワになってきます。
特に人が良く歩くところは、刺激を受けるのでひどくなります。
そこで、
奥様の要望を叶えるために、
フワフワ部分だけ、剥がして、
高さを合わせるために、クッションフロアで仕上げました。
奥様の思った以上に、仕上がったので、
喜んでいただけましたが・・・、
ぽつりと
「10年前にリフォームを考えてたら、
もっといろいろとやりたい事があったのに。
この年になったら、
もう体力と気力が無いわ。ほんと残念。」
その通りなんです。
リフォームって体力がいるんです。
例えばキッチンの入れ換えをする。
お客様は、キッチンの部分だけだと思っています。
でも、
まず、通路になるところは養生をします。
そして、
キッチンに置いてあるテーブルや水屋や家具や冷蔵庫や
置いてあるもの全部を
リビングや他の部屋に移動させます。
結局は、いつもゆっくりとくつろいでる部屋も犠牲になってしまう。
おまけに、
お料理ができなくなるので、
1週間くらいは、コンビニ弁当続きになります。
また、
朝8時過ぎから夕方6時前まで、職人がバタバタと出入りする。
住まいという所は、
普段はホッとする場所なのに、途端に公共の場になってしまいます。
高齢者にはキツイ。持病も悪化したりします。
それを避けるために、
工事の間、別のところに住むという方法もありますが、
慣れない場所での生活は、やっぱりストレスになります。
だ・か・ら、
まだ体力的に余裕がある5~60代が、
思い切ったリフォームができる最後のチャンスです。
住み方も、
5~60代は、
子供と親の生活だったのが、
子供が独立して、夫婦だけになる。
変化のある年頃です。
人生の後半戦の新たな出発点として、
住み家をリフォーム、もっと、リボーンするのも、
良いと思いませんか?