知らないことは知れない怖さ

50代からのリフォームで女子力アップ工務店のみどりんです。

同友会の仲間の会社が作ってる
視覚障害者用の機械が登場するから、
という事で、
先週から見ている「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール」
ほのぼのするお話だけど…
メインの目的の機械はどれ?

以前も、ハリネズミのカブキくんを見るために
「この恋あたためますか」を見ました。
話の他に何かプラスαなければ、なかなか見ません。
話がメインとして見てないので、
ドラマそのものには、
あまり関心が無いままなのですが…。
この度の「恋です!」では
前回のバスのシーンで、ハッと気づく事がありました。

子どもが小学1年生の時、
地震後しばらく電車通学してました。
毎朝、同じ電車に乗ってました。
宝塚駅は始発駅なので、いつも座ってます。
でも、宝塚駅を発車する少し前に、乗ってきて、
いつもドアの横に立ってる白杖の女性がいました。
席を譲らないと、思いながらも…勇気なくて
でも、何回目かの時に、
思い切って子どもと一緒に声を掛けてみました。
「どうぞ、座ってください」
すると
「いえ。結構です」という返事でした。
その翌日は、
いつもとは違うドアの前に移動されました。
その時は、座りたくない人だったんだ、
としか、思いませんでした。

だけど、
「恋です!」のバスのシーンを見た時に
わかったんです。
ただ、「どうぞ、座って下さい」と言われても、
どこが空いてるのか見えない、ということ。
空いた席まで誘導してあげないとダメだったんです。
バスは、一人ずつの席になってるけど、
電車は、長椅子で、
ちょっと間違ったら、人の膝の上になってしまう。
最後までちゃんとナビをしての、
優しさ完了なのに、
私たちがしたことは、
中途半端な有難迷惑の声掛けだったと思います。
見えないという認識はあっても、
見えない状態がどんなことなのかの
認識がありませんでした。
年取って、自分も見えにくくなってきて、
そして、見えない人のドラマを見て、
初めて気づく。
まだまだ、他にも
何も知らずに気付かないまま
こんな事あるんだろうなぁと思いました。