私が現場にいる理由

「おうちの一生とお付き合いします」みどり建築のみどりんです。

突然ですが、
ペットボトルって、上手く開けられますか?
冬場は特に開けにくい、と思いません?
手が乾燥して潤いが無く、パサパサツルツルだから。
ペットボトルが、結露しないので、ツルツルだから。
だから、滑って開かない。
でも、飲みた~~~い。

そんな時は、人頼み。
「今さら別にブッてる訳じゃないんよ。
 悪いけど、これ、開けてくれへん?」
職人さん、作業の手を止めて
「貸してみぃ」
開けてくれます。

現場での仕事は、そんな感じです。
私は、基本、全然作業しません。
ペットボトルも開けへんのか~い!って思った?
ペットボトルは、たとえ話。(ホントの話だけど)
要は、私ができない事を、職人さんにやってもらってます。
私は、職人さんの作業は全然できません。
それこそ、力が無いし技術が無い。

だから、口で働いてます。
「あれやって~」「これやって~」
そして、できるだけ、お客様の思いの通りになるように
「こんな事できる?」
「ここは、そうじゃなくて、こう納めて~」
そんな風に、希望だけ伝えると、
職人さんは、上手くやって行ってくれます。
言う事言ったら、あとは見守る。
思い通になるのを、見届けます。

特に、おうちは、お客様が毎日住んで毎日使う所。
だから、思い通りじゃないと、気になります。
だけど、お客様が、直接職人さんに
「ここどうしましょう?」って工事のことを尋ねられても、
よっぽど詳しくい人でなければ、答えられません。
そこで、私が、「あ~や、こーや」と
お客様の代わりに代弁します。
お客様と職人さんの、橋渡しでもあるんです。

工事現場って、
男の仕事って、みんなに思われます。
実際に作業する職人さんは、みんな男性です。
男世界ではあると思います。
(時々、女の子の大工さんもいますよ)
でも、口で仕事する役割りは、男女問わず、
女性でも、ガンガンできちゃう。
どちらかと言うと、女性の方が有利かもしれない。
「おっさんに言われたら、そんな事やらへんけどなぁ」
時々、職人さんに言われます。
だから、ペットボトルも開けてくれる…(余談)

ということで、
より一層、お客様に喜んでもらえる仕事ができちゃうんです。
頑張ってますよ。