母の日の思い出

50代からのリフォームで女子力アップ工務店のみどりんです。

今日は母の日。
だけど、我が家は普通の日曜日でした。

小学1年生の時です。
図工の時間に先生が、
「母の日にプレゼントするから、お母さんの似顔絵を描きましょう」
とみんなに言いました。
当時の母は、
毎晩、頭にヘアカーラーをクルクル巻いてました。
朝も、私が学校行く時には、まだ巻いたままで、
私の印象は、いつも頭に巻物を付けてるという感じでした。
そして、いつも怒ってる怖い鬼でした。

描いた絵は、
画用紙いっぱいの大きな顔に、
空の雲がモクモクなった感じの髪の毛に、
怖い顔を書きました。
イメージは鬼。
ただ、描きたかったけど、
1年生なりに、それはダメだと思って
角だけは描くのをやめました。
結構、夢中で描きました。
出来上がって、周りのお友達の絵を見てみると、
クルクルっとした目に長いまつ毛があって、
小さな可愛い口がUの字型に描かれています。
あらぁ~私と全然違う。
でも、うちのお母さんはこうだから、仕方ないよ。
そう思いながも、これでいいのかなぁと
少し不安に思いました。
「はい、みなさん。描けましたか?前に出してくださいね」
先生に言われて提出しました。

そして、母の日参観日。
階段の踊り場の
「おかあさん。ありがとう」と書かれた大きな掲示板に、
5枚のお母さんの似顔絵が貼り出されてました。
その中に、なんと私の絵がありました。
下にはちゃんと名前が書いてあります。
鬼を描いたつもりなのに、ビックリでした。

家に帰ると、
「すごいね。あんたの絵貼りだされてたね。
 上手に描いてるやん。お母さんちょっと自慢やったわ」
母が嬉しそうに話しました。
子ども心に、「鬼描いてん」とも言えずに、
「うん」とだけ、複雑な気持ちで答えたことを覚えています。

ちょっとした、母の日のエピソードでした。
絵が残ってないのが、残念です。